久々に泣きました。「むやみに切なく」?なんだろうと思ったと思いますが、これはキム・ウビン主演の韓流ドラマのタイトルです。第1話からトップスターとして活躍中の主人公の青年が若くして余命宣告をされます。限られた時間を高校生の時に知り合った愛する人と過ごしたいのですが、私生児として生まれた彼は尊敬する実の父を守るために、愛する女性の命を危険にさらしてしまい、その罪の意識から愛する資格がないと遠ざけます。昔、その女性の父は事故でひき逃げに合い、命を落としてしまいますが、ひき逃げの犯人は親の力で隠蔽され、別人がでっち上げられていました。その不正を行った検事が、主人公の実の父だったのです。それを知ったもう一人の息子も親の犯した罪の意識から健気に生きるヒロインを陰ながら助けるのですが、血の繋がらない兄弟が一人の同じ女性を愛することになっていきます。日に日に記憶が途絶え、周りが分からなくなっていく中で、自分の死後も彼女が幸せに過ごせるように、実の親が犯した不正を世の中に公表して謝罪させようとします。彼は精一杯生きて、愛する人のために全力で立ち向かいます。すべてが、更生されたある日、彼は愛する女性の傍らで眠るように逝ってしまいますが、ラストのタイトルに、二人が信じる世界(不正を良しとせず、正義を貫き、弱い人の味方になること)が皆さん信じる世界でありますようにというメッセージが流れ、この悲しいラブストーリーの中に秘められた本当のテーマに気づかされます。表情の一つ一つにただ悲しいだけでなく、切なさが漂ってくる、素晴らしい演技、作品だと思います。